虎渓山永保寺は、岐阜県多治見市にある臨済宗南禅寺派の寺院です。
虎渓山の名は、中国の虎渓(今は世界遺産)の風景に似ていたことから名づけられました。
JR中央線で名古屋駅から出発すると多治見駅の一つ手前にある古虎渓駅も同じ意味です。
車だと多治見インターから10分、JR多治見駅から徒歩で30分程度のところにあり、山頂は滑り台やブランコがある小公園と展望台になっています。
夢想国師がこの地に禅寺を1313年に開創したのが始まりで、江戸時代には末寺が28ケ寺ありました。
開山堂と観音堂が国宝に指定され、庭園は国の名勝となっています。
池泉回遊式庭園で、臥竜池(心字池)に屋形のあるそり橋がかかり、此岸と彼岸を結ぶ橋を意味しているそうです。
紅葉の美しさは天下一品で多くのカメラマンが訪れますが、普段は静かなお寺です。
この規模と美しさで拝観料は不要です。僧侶の修行道場で観光施設ではないということでしょう。
虎渓山を隔ててキリスト教の神言会修道院があり、こちらも見学できます。
無料の大駐車場から数分の所に、おいしいレストランや古民家風の喫茶店、ケーキ屋さん、家族で楽しめる「こども陶器博物館」があります。
国宝観音堂と開山堂、国の名勝庭園がある虎渓山永保寺
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